このマンションで・・・

そろそろ不動産業者にも返事をしなくてはならない。
幸いまだ督促の連絡はきていない。

予算、日当たり、立地・・・現状の選択肢のなかでは、
いろいろあったこのマンションしかないような気が・・・。

鬼嫁は、いろんな情報過多で、
結構パニクっているようにみえる・・・。
正確な判断ができないような状況かも。
もともと彼女は自分で判断できないタイプだ。

僕的には、ここでいいかなと思っているので、
それとな~く押していく。

そしてもう1つ判断を急がなければならない理由として、
税金の問題があった。
年を越すと、控除される金額が変わってくるのだ。
これはなにげにとても重要なことだ。

「これもなにかの縁かもよ~・・・」

「そうだねぇ~」

割とあっさりと決めることにした。

怒涛のように過ぎているこの約一ヶ月が
終わりを告げようとしていた。

でも鬼嫁は、まだ迷いもあるらしく、

「まあ、何かあったら売ればいいよね」

とのたまわった・・・。

確かにそうだが、この段階ででるセリフではない。
トホホ・・・

僕は業者の担当者に返事をする。

でも僕にとってはこれからまた
怒涛のような手続きの嵐に見舞われることになる。

日当たりの重要性

いよいよ答えを出さなければならない状態になった。
懸案中の中古マンションにするか、
新築のマンションにするか、一戸建てにするか、
実家を建て替えて二世帯にするか・・・?

予算的な都合、土地がなさそうということもあり、
新たな一戸建ては選択肢からなくなりつつあった。
前回の記事のように、二世帯も厳しい・・。

で、マンションの選択だが、
ここで「日当たり」という新たな基準がでてきた。

確かに、冬の季節のことや洗濯物のことを考えると、
日当たりは重要だ。

加えて、うちの鬼嫁が職場の人から、
「子育てには日当たりが大事」ということを聞いてきた。
日当たりのいいところで子供は育てた方がいい
ということらしい。

確かに一理ありそうな気がする・・・。

ここで、この基準により、検討していた新築マンションが
もろに北向きだったので、選択肢から外れる。

さんざん振り回されている返事をしなければならない
中古マンションは日当たり抜群だ。

三面採光だし、40坪以上のルーフバルコニーがついている。

ここで鬼嫁の気持ちが結構この物件に傾いた。

僕的には、一気に押すチャンスがきた・・・。

二世帯ってどうよ

例のマンションについては、
いよいよボールがこちらにやってきた。
こちらの返事を決めなければならない。

鬼嫁のなかでは、マンションよりも一戸建て
という選択肢が強いので、
一戸建ての場合、僕の実家を建て替えて、
二世帯にするわけだが、
ここでの大きな問題は、二世帯でやっていけるか?
ということである。

僕なりのいままでの経験から言えば、
鬼嫁ではうちの親とうまくやっていけるはずは、

ない!

と思われる・・・。

はたしてこれを鬼嫁にどう伝えるか・・・。

意を決して、できるだけ冷静に論理的に話をしてみた。

すると、予想に反して、
彼女はすんなりと理解したようだ。

あとでわかったことだが、
この時期にうちの実家と鬼嫁でなにやら、
意見の食い違いがあったようだ。

ということで、
実家を建て替えて、二世帯住宅にするという案は
闇に葬られることになった。

さあ、あとはマンションをどうするのか・・・?
ほかのマンションを探すのか、
それともほかの一戸建てを探すのか?

何はともあれ、鬼嫁の意見をうまくなだめながら
進めなければならない・・・。

やっぱり売ります

「売主さんが渋ってます・・・」

という連絡を仲介業者からもらって2週間。

この間、住宅展示場に行ったり、
建築設計事務所にいって建築士に聞いてみたり、
他のマンションのモデルルームに行ったり、
結構バタバタだった。
でも、この2週間は、またいろいろ勉強になった。

で、マンションの仲介業者からやっと連絡がきた。

「予定通り、販売します。ご検討お願いします。」

という、当たり前の返事がきた。

加えて、
「もし○○さま(僕)が購入を取りやめるのでしたら、
170万円上乗せして、また販売します。」
というふざけたことを抜かしてきおった。

「もちろん○○さまには当初の価格で結構です」 と。

とことん世間の常識しらずな売主である。
あきれて文句もでてこない・・・。

とりあえず僕は、
「わかりました。検討します」
と言って電話を切った。

「はぁ~。どうしようかな~」

取り急ぎ、鬼嫁には連絡を入れた。

僕はもうこのマンションでいいと思っていたが、
鬼嫁はまだ一戸建てを捨て切れていないようだ。

この日から、また鬼嫁との
壮絶なバトルがはじまった・・・。

まず、僕の実家を建て替えて
二世帯住宅にするという案が再検討される。

コンクリート住宅は難しいが、
価格的にはなんとかなりそうである。

それにしても、
売主の返事をまっていた2週間。
大きなロスだった。

ハウスメーカーへ

前に展示場に行って興味をもった、
コンクリート系の地元のハウスメーカーへ
仕事の合間に行ってみた。

そこは、本社の敷地内に独自のモデルルームを
建設しており、自由に見学ができる。

洋風のものと和風のものと2棟あった。

一応本社の受付で、見学したい旨を伝えると、
営業マンらしき人がついてきた。

入ってみると、
うーん、やはり内装などのセンスは無い。
地元とはいえ、ちょっと悲しいものがある。

説明では、デザインにかけるコストを削減している
ということだったが、
もうちょっとがんばっても良いのではと思う。

まあ、その分基礎や構造はしっかりしているようだ。
大事な部分だけに安心感はある。

やはりコンクリートの住宅は、
なんとなく安心感が感じられる。

自分がコンクリート住宅で育ってきたせいも
あるだろうけど・・・。

営業マンもしつこくも無く、無関心でもなく、
適度な接し方だった。

最後にちょっと古めのパンフレットをもらって
住宅展示場を後にした。

やっぱり、全体の予算が許すのなら、
コンクリートで建てたいと思う。

木造とは違うなにかがあるような気がする。